Laravel Sail でお手軽に開発環境を立ち上げる

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はじめに

ローカルにクライアントの開発環境を作るにあたり、少なくとも Laravel8 なのに docker-compose 的なものが用意されていませんでした。
よく考えたら先方としては少なくとも git が貰えればいいので、Vagrant だろうが何だろうがいいっちゃいいんですが。
仕方ないので docker-compose の作り方から調べたんですが、この時にたまたま「Laravel Sail がお手軽やで!」という記事を見かけ、使ってみることにしました。

Laravel Sail を使ってみる

公式はこちら。

https://readouble.com/laravel/8.x/ja/sail.html

実作業は以下の通り。
公式の「既存アプリケーションへのSailインストール」に倣いました。
以下、先方からもらった git をクローンしたフォルダ、つまり開発環境を置きたいフォルダを差したターミナルで実行します。

  1. Laravel をインストール
% composer require laravel/sail --dev

私のローカルではこの時

composer not found

言われてしまい、結果 mac の php のバージョンを上げるに至りました。(詳細は後述)

  1. Artisan コマンドを実行
% php artisan sail:install

Artisan が分からないやつはこちらを参照w

https://readouble.com/laravel/8.x/ja/artisan.html

  1. 立ち上げる
% ./vendor/bin/sail up

これで http://localhost をブラウザで呼び出せばOK。

Composer not found を解決する

さて composer がないと叱られたので解決します。

Composer のダウンロード

そもそも Composer とは何か。こちらのリンクが詳しいです。

https://qiita.com/atwata/items/d6f1cf95ce96ebe58010

この Composer を使えるようにインストールします。
定石では、公式に従います。

https://getcomposer.org/download/

が、私が試した時はハッシュ値が合わなかったらしくダウンロードしては消していたので

% copy('https://getcomposer.org/installer', 'composer-setup.php');
% php composer-setup.php

これらを実行。ただし今度は php のバージョンが低いで!的に叱られましたw
仕方ないからバージョンアップ。

Mac のローカルの PHP のバージョンアップ

まずローカルの php のバージョンを調べます。

% php -v

確か7.x系が入っていたと思います。バージョンアップ。

% brew search php@8
==> Formulae
php@8.0 ✔

php@8.0 いました。

% brew install php@8.0

次に、~/.zshrc にパスを通します。

export PATH=$PATH:/usr/local/opt/php@8.0/bin:/usr/local/opt/php@8.0/sbin

それそれバージョン確認。再び php -v って…変わってねえじゃん。
調べたら、php のサービスを開始してやらないとならないらしい。

% brew services start php
% php -v
PHP 8.0.6 (cli) (built: May  7 2021 20:55:23) ( NTS )
Copyright (c) The PHP Group
Zend Engine v4.0.6, Copyright (c) Zend Technologies
    with Zend OPcache v8.0.6, Copyright (c), by Zend Technologies

よし php8.0 にあがってくれて、composer に叱られなくなって、Laravel Sail が動いてくれた。

以上、どなたかのお役に立ちましたらと思います。

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